弱冠17歳、期待のホープ! 野中美波選手が目指すサーファー像《公式》
大塚和成です!!
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弱冠17歳、期待のホープ! 野中美波選手が目指すサーファー像
サーフィン女子ショートボードのグランドチャンピオン・野中美波選手
藤木直人、伊藤友里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMの番組「TOYOTA Athlete Beat」。11月24日(土)の放送では、JPSA(日本プロサーフィン連盟)の2018年シーズンで、サーフィン女子ショートボードのグランドチャンピオンに輝いた野中美波選手が登場。今シーズンを振り返ってもらいました。
◆2020年東京オリンピックの正式種目に
野中選手は、両親に勧められたことがきっかけで小学4年生のときからサーフィンを始めました。今や国内外の大会で活躍し、2020年東京オリンピックの日本代表候補の1人として期待されています。
藤木:現在17歳で高校2年生。海外にいることも多いそうですが、試合で行かれるんですか?
野中:試合もそうですし、オフシーズンに練習しに行ったりもしています。
藤木:海外ではどんな生活をされているんですか?
野中:朝起きて海に入って、昼も波が良かったら入って、夕方もまた海に入って……波が良かったら1日に3回は海に入っています。
藤木:日本の波と海外の波は違うものなんですか?
野中:そうですね。ビーチブレイク(海底が砂のサーフポイント)とかは日本とあんまり変わらないところもあるんですけど、リーフブレイク(海底が岩場のサーフポイント)だとパワーとか波のサイズとかも全然違います。
藤木:今年、野中さんは見事JPSA(日本プロサーフィン連盟)のサーフィン女子ショートボードのグランドチャンピオンに輝きました。
野中:JPSAは全部で8戦あるのですが、最終戦が世界戦とかぶってスキップしちゃったので、7戦おこないました。今年は、そのほかにプラス7戦して合計15戦くらい戦いました。
藤木:JPSAで“チャンピオンになれるかな”という手応えはどのあたりで感じたんですか?
野中:最後まで感じなかったです。ミスが多くて結構危ない試合とかもありましたし、最終戦をスキップしたので「もう無理かな……」と思っていたんですけど、(タイトルが)獲れて良かったです。
伊藤:今シーズンの調子はどうだったんですか?
野中:後半戦はスゴく良くて、海外の試合の最後のほうは順調に勝ち進んで行けました。カリフォルニアの世界大会で強い選手と戦って、その選手に勝てたことで自信が付いてきて、試合が楽しくなりました。
藤木:試合は楽しいマインドで臨めるものなんですか? それとも緊張されますか?
野中:私はスゴく緊張するタイプで、試合では足とか震えちゃったりすることもあって……特に日本の試合だと勝たなくちゃっていう気持ちが強くて。でも、海外の試合だと逆に挑むほうだから“自分のサーフィンができたらいいや”ぐらいの感じでやると、楽しんでできます。
藤木:サーフィンは自然を相手にするスポーツですが、その難しさはどういう部分にあると思いますか?
野中:風が吹くときもあるし、波のサイズもさまざまだし、どんなコンディションになるかわからないところが試合の一番難しいところだなって思います。20分間のなかで2本決めないといけないので、時間を考えると、波が大きすぎても沖に出るのが大変だったりするんです。
◆グランドチャンピオンになれた理由
藤木:今回、グランドチャンピオンになれた理由は何だと思いますか?
野中:今年は冬のオフシーズンのときにハワイやバリに行って練習して、トレーニングもいっぱいしてきたので、そこが結果につながったのかなと思っています。
藤木:海だけでなく陸上でのトレーニングもされているんですか?
野中:ジムに行って体幹とかバランス系のトレーニングをしたり、脚力とかも自分で考えてやっています。
藤木:ちなみに好きな海外のビーチはありますか?
野中:この前行ったカリフォルニアのハンティントンビーチが好きです。夕日がめっちゃ綺麗なんですよ。
藤木:波じゃなくて(笑)。
野中:波だとバリにクラマスというポイントがあって、そこは波がいいので毎年行っています。
◆サーフィンを通して伝えたいこと
伊藤:“こんなサーファーなりたい!”という理想像はありますか?
野中:みんなから「私のサーフィンが好き」って言ってもらえるようなサーファーになりたいです。
藤木:自身のサーフィンをしている姿を通じて伝えたいことはありますか?
野中:この前、カリフォルニアでおこなわれたISA(国際サーフィン連盟)のジュニアの世界大会で、チームジャパンがゴールドメダルを獲ったことは自分のなかでとても大きいことだと思っていて。初めてサーフィンがオリンピックに正式種目として選ばれましたけど、まだまだサーフィンのことを知らない人もたくさんいると思うので、自分のサーフィンを通じて少しでもサーフィンに興味を持ったり、知ってもらえればと思っています。
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